よむひと歓迎!
戸川猪佐武『小説 吉田学校(全8巻)』(角川文庫/品切)
戸川猪佐武『小説 永田町の争闘(全3巻)』(角川文庫/品切)
岩波書店『よむ』1993年6月号掲載
先月、ようやく戸川猪佐武さんの『小説 永田町の争闘』を読了しました。私が『小説 吉田学校1』を買ったのが、中学の頃ですから、十年弱経ったわけです。読み終わって感じたのは、「政治家って変わんないな」てことです。今起きている「佐川」にしろ、金丸にしろ、ずーっと日本に根付いたものが原因なんだって、よく分かります。
これは、とくに「政治なんか、むずかしいや」と思ってる人に読んで欲しいけれど、品切れです。とりあえず古本屋か図書館での一読を。角川文庫で、「吉田」八巻、「永田」三巻です……夢野みさを(実際には本名が入ってました(^^;;)さん・二一歳・東京都新宿区
当時、岩波書店から「よむ」という雑誌が出ていて、ちょうど……この投書が採用された前の号だけ、購入しました。それで、付属の葉書に書いたか何かしたんだと思うんですが……実は、だいぶたって、その雑誌の編集長さんから、採用したのに記念品が制作中で発送が遅れてる、大変に申し訳がないという趣旨の葉書を受け取り、「エッ?!」と驚いたと。それで、神保町の岩波ブックセンターでバックナンバーを探ったところ……ありました、ありました。それも、掲載号の投書欄のトップ、いきなり活字がでっかくなってました(苦笑)。これで、まったく気付かなかったんですから、僕の知り合いもこの雑誌は見てなかったということが判明したというわけで (^^;; 編集者コメントとして、YOM…うーむ。政治家および政治を良くしたければ、国民自身がレベルを上げなくては、とよく言われるのですが……本当にそうなんでしょうか。とありますが、いまだに通じる命題でもあります。
あ、そうそう。その後、年末に記念品は無事に届きました。「よむ」オリジナルデザインのテレカでした。
なお、本書は長らく品切れで入手するには古本屋をあたらなくてはいけませんでしたが、『小説吉田学校』に関しては学陽書房・人物文庫からも新装出版され、入手しやすくなりました。混迷の政局が続く中、改めて読むに値する本だと思います。[2001/4/23追記]

ついに「小説吉田学校」劇場版が、2006年8月25日にDVDとして発売されることになりました。定価は5,040円税込とちょっと割高に思えますが、中身は凄い。私が「たのみこむ」で頼んだ内容は入っているのでは?と思う内容です。映像特典として、「山本又一朗インタビュー(製作)」「細川隆一郎の『小説吉田学校』はこう観ろ」「劇場用プロモ」「劇場予告編」が収録。映画としての観点は、制作者のインタビューで窺えますし、政治的な視野からは細川隆一郎が。そして、封入特典は宮崎哲弥による『小説吉田学校』人脈図付8P解説書です。詳細は東宝のDVD・小説吉田学校紹介ページをどうぞ。[2006/07/01追記]
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